医療用ウィッグ
ファイブスター®

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開発ストーリー

ファイブスター®

ウィッグを必要とする
女性にとって
「このままでいいのか」
という問いを続けて。

医療用ウィッグとは? 使う人の気持ちや状況は?
と私たちはお客さまの視点でつねに問いかけ、
ファイブスター®を作り上げてきました。
現在は私たちの提供する品質が業界の常識を変え、
医療用ウィッグのスタンダードになってきています。
なぜ私たちがこうしたモノづくりやサービスに取り組むことになったのかを
あらためて振り返ってみます。

第一章

「ウィッグ業界の常識に挑む」

第二章:「医療用ウィッグの新しい基準を作る」
1. エクストラバージンヘアー100%

なぜ人工毛が
主流になっているのか。
その疑問への挑戦。

1. エクストラバージンヘアー100%

なぜ人工毛が
主流になっているのか。
その疑問への挑戦。

当社を設立した2008年頃は、ウィッグの髪は人工毛が主流で、人工毛やミックス(人工毛+人毛)が市場の大半を占めていました。 「人工毛は強い」「色が抜けない」「人毛に比べて手入れもラク」、これが当時のウィッグ業界の常識でした。

品質が均一で、仕入れコストも安価な人工毛は大量生産に打ってつけで、大手メーカーはこうした特長をセールスポイントとして、大々的に売り出していました。

しかし私たちはここに疑問を抱きます。
「大量生産には向かないけれど、ほんとうは人毛の方が手ざわりも見た目も自然なのに」。

人工毛にもよさはあるものの、髪の自然なツヤや美しさにおいては、やはり人毛を超えることはできません。 確かに人毛は仕入れコストもかかるし、つねに一定以上の品質を供給するのも難しい。 しかし、やるからには、本当にいいものをお客さまに提供したい。そう考えて人毛100%のウィッグ作りに挑みはじめました。

人毛100%を超える、
クオリティをめざして。

大量生産品の「人毛100%」のウィッグは、コストダウンと安定供給を目的に、材料となる髪をさまざまな国から集め、 それらを一旦、薬品処理でキューティクルを剥がし、決まった色に染色します。 しかし、この工業製品を作るような方法では、均一な品質と引き換えに、髪本来がもつ強さやハリを奪ってしまうことになります。 また、染色に使う薬液によっては敏感な肌に影響を与えてしまう可能性もあります。

私たちはまずこの工程から見直すことにしました。日本人にいちばん髪質が近いとされている健康的な中国人の髪だけを現地で集めて厳選し、 キューティクルを残したまま、染色処理をせずに消毒・殺菌処理を行う。これを私たちは「エクストラバージンヘアー」と名付けました。 本来の髪そのままなので、自分の髪と同じように自由にカラーリングできるし、お手入れもいつもの通りで大丈夫。人毛100%を超える、クオリティ。 実際にサロンでふれてぜひ確かめてください。

2. Wigニット

肌へのやさしさ。
天然素材と技術を駆使し、
究極のやわらかさを求める。

2. Wigニット

肌へのやさしさ。
天然素材と技術を駆使し、
究極のやわらかさを求める。

一般的なウィッグは頭皮を覆うベース生地に髪を掛けて植毛する構造になっています。 だからこそベース生地は、製造の際、扱いやすい、耐久性のある化学繊維を使うのが一般的です。 しかし、医療用ウィッグとして利用するのであれば、刺激に敏感になっている地肌(頭皮)にふれる部分にナイロンのような硬い繊維がふさわしいはずがありません。 実際、「痛い」「痒い」というお声が多く、化学繊維を使わないベース生地が求められていることは目に見えてわかっていました。

肌にやさしく、通気性もよくて、植毛に耐える耐久性がある素材…。私たちは、生まれたての赤ちゃんの産着にも使っている「コットン」に着目。もっとやさしく、もっと気持ちよくを追求し、試行錯誤を重ねる中で、現在の「オーガニックコットン」にたどり着きました。

毛あしの長い海島綿(シーアイランドコットン)がソフトな風合いを生み出す 毛あしの長い海島綿(シーアイランドコットン)が
ソフトな風合いを生み出す

ニット布地に髪を
植毛する難点を解消。

毛あしの長い海島綿(シーアイランドコットン)がソフトな風合いを生み出す

やわらかなコットンをさがし求め、私たちはアメリカの厳しいOCS認証(Organic Content Standard)を取得した「海島綿(シーアイランドコットン)」にたどり着きました。 綿花の総生産量の3%しか生産されない海島綿は、繊維が長く、軽く、やわらかい「究極のコットン」と言われています。 しかし、このコットンをウィッグのベース素材として使うには課題がありました。ウィッグのベースは植毛時に一方向を引っ張るため、縦糸と横糸で構成される糸がほつれたり、ヨレを起こしやすくなります。ましてや私たちのウィッグベースは肌着にも採用されている「編み加工」を採用し、より表面がなめらかになるようにしていたのでなおさらです。この問題を解決するために、何軒ものニット工場へ赴き、職人さんと話し合いながら、なめらかでやわらかな肌当たりと植毛に見合う強さの両立を模索し続けました。そして、完成したのが現在、ファイブスター®のウィッグベースに採用している「Wigニット」。このニットはこれまでのウィッグベースに採用されていた化学繊維の生地に比べて、およそ1,600倍ものやわらかさと耐久性を両立。ファイブスター®は業界初のオーガニックコットンのニット生地を採用した革新的なウィッグとしてメディアでも紹介されています。【2019年3月時点 テフコ(株)調べ】

3. テクノアジャスター®

「頭を締めつける」
という常識にとらわれない
発想から生まれた
アジャスター。

3. テクノアジャスター®

「頭を締めつける」という
常識にとらわれない発想から
生まれたアジャスター。

ファッションウィッグは使用する時間が短い場合でも、ゴムで締める着用方法に違和感や不満を感じることがあります。 しかし医療用ウィッグを使用する方は、たとえば会社などで過ごす長い時間をゴムによるアジャスターで締めつけることになり、 これが身体にも気持ちにも大きな負担になっていました。ウィッグがズレないようにしっかりと留めたい。けれど痛みはつらい。 相反するこの状況から抜け出すには「ゴムのアジャスター」から離れて考える必要がある、そう私たちは考えていました。

とはいえ、そう簡単にゴムにかわる新しい素材が見つかるわけではありません。そもそも「快適」とはどういう状態を表すのだろうか。 曖昧な感覚ではなく客観的な評価ができないものか…。当社の代表である堀江は、自ら大学院で研究することを決意。 専門的な機器と科学的な視点での研究の日々がはじまりました。

人の体温に反応する
特殊な素材との出会い。

快適なつけ心地をめざし、試作を繰り返したテクノアジャスター

模索と探求を続ける中で堀江はある素材に出会います。 それは一定の温度によって伸縮する性質を持ったフィルムで、体温にふれると人肌になじむようにフィットする特性を有していました。 「これをアジャスターに使用すれば」と考え、さっそく、新しいアジャスターの開発に取り掛かりました。抗がん剤治療の方は、 治療を終えると地毛が増えてきて毛量が変化し、ウィッグ側で調整する必要が出てきます。 一般的なS・M・Lのサイズそれぞれについて締めつけたときにどこが痛いのかを調べる実験を行い、締めつけと痛みの関連を調査しました。
ファイブスター®のウィッグに採用している「テクノアジャスター®」は、この実験と調査をベースに生み出した独自の機能です。 体温に応じて伸び、その人に合ったちょうどいい状態でフィットするため、長年の課題であった「締めつけ」からの解放を実現。 ゴムのように長く使うほどヨレてくるという心配もなくパーツを交換する手間も不要です。ウィッグの装着に、もう締めつけるゴムは必要ない。 次世代のウィッグの標準ともいえる新機能はこうして誕生しました。

快適なつけ心地をめざし、試作を繰り返したテクノアジャスター® 快適なつけ心地をめざし、試作を繰り返したテクノアジャスター®